最近はこのゲームばかりやってました。
惰性で続けていたソシャゲをキッパリと辞めたタイミングで、代わりに何か楽しそうなゲームは無いかと探していたのですが、昔購入してそのまま積んでいたこちらのタイトルを思い出して何気なしにプレイ。
その結果、がっつりのめり込む事に…
No Man’s Sky (ノーマンズスカイ)とは?
No Man’s Sky(ノーマンズスカイ)とは?
イギリスのインディーゲームスタジオ Hello Games が制作し、2016年に発売された宇宙探索ゲームです。
このゲームの特徴について調べると、どこの記事を読んでも同じ事が書かれているのですが、登場する惑星の数はなんと 約18京(18,000,000,000,000,000,000)で、とんでもない星の数を自動生成することで、広大な宇宙をゲームで再現しているみたいです。
桁が大きすぎて、正直全然ピンときません。
とはいえソース解析でもしない限り、実際に検証できる人は居ないので本当かどうかはわかりません。
プレイヤーは、そんな膨大な惑星群の中のたった一つに放り出されるところから冒険を始めます。
発見した惑星や星系の情報はクラウドで共有され、他のプレイヤーが同じ惑星に降り立つことも可能です。
他のSFゲームとの比較
同ジャンルの代表作としてよく比較されるのが Elite: Dangerous(エリデン)や Starfield。
自分も昔、エリデンを20時間ほどプレイしましたが、あちらがゴリゴリのハードSFなら、ノーマンズスカイはもう少しフィクション寄りの作風です。
映画に例えるなら、「スター・ウォーズ」と「インターステラー」の中間あたりの立ち位置といったところ。
エリデンが実在の天の川銀河を舞台にしているのに対し、ノーマンズスカイでは「ユークリッド銀河」という架空の銀河からスタートし、ゲームを進めることで別の銀河へと旅立つこともできます。
「圧倒的に不評」から評価を覆した作品
発売当初は「期待外れ」と酷評され大炎上した過去を持つ本作。
開発陣はユーザーの声を真摯に受け止め、数年にわたり無料の大型アップデートを継続し、リリースから約10年が経とうとしている現在も無料のアップデートを続けています。
その結果、評価は大逆転し、今では「神ゲー」と称されるまでに成長しました。
長い時間をかけて信頼を取り戻したという点では、FF14やサイバーパンクにも通じるものがあります。
目覚め


私が最初に降り立った惑星は「かおかむ・オイア星系」の「Uppina A38」という惑星でした。
当然ながら他のプレイヤーは未発見の惑星です。
ぱっと見緑豊かな自然のある惑星かと思いきや、大気が放射線と毒に汚染されており、宇宙服無しでは生きられなさそうです。
地面も含め、目に映るものは基本的に解体して資源にすることができます。
この要素だけなら宇宙版マイクラみたいな感じですね。


多くの惑星には生物や植物が存在しており、惑星ごとに特徴が異なります。
それらを収集して、惑星の情報を完成させるのも遊び方の1つ。
ノーマンズスカイにはメインストーリーが存在しており、マイクラ的なサンドボックスゲーム要素がありつつも、マイクラほどユーザーまかせではなく、ある程度向かうべき方向を指し示してくれます。
もちろん無視して自分のやりたいように遊んでも問題ないのですが、自由度が高すぎて逆に何をしていいのかわからないといった人(私もそのタイプ)にはありがたい。

不時着した自分の宇宙船を修理し、別の星系へワープできるようになった段階で一気に世界が広がります(2重の意味で)。


ノーマンズスカイっていうタイトルなので、てっきりひたすら孤独なゲームかと思っていたのですが、ちょっと拍子抜けするほどNPCがたくさん登場します。
各星系に存在する宇宙ステーションには、プレイヤー以外の知的生命体NPCが存在し、独自の言語を話します。
NPCとの会話に関して、初めは意味不明な文字列の羅列で何を言っているのかがわかりませんでしたが、言語を学習していくことで単語ベースで翻訳されるようになります。
大気圏への突入演出
このゲームで一番感動した要素。

たとえばこの惑星。
宇宙空間から見ても、大きさの比較にできるものも無く、この時点ではおもちゃのようにしか見えない。

だんだんと近づいていくと、なんとなく惑星のディティールが見えてきます。

ここまで近づいてようやくスケール感を体感できる。
赤く見えるものは銅など鉱物の混ざった大地なのかな…?

だんだんと大気の層のようなものが見え始め…

大気圏に突入!


赤く見えた部分の正体は海でした。
赤い海を見るとエヴァを思い出します。
宇宙空間から大気圏突入までシームレスに移動でき、初見プレイの際に結構感動したんですよね。
もちろんロケットに乗って宇宙から着陸した経験なんて無いので、表現として正しいのかはさておき、ロードを挟んでごまかしたりせず、宇宙から見えているものがそのまま再現されて、没入感がかなりありました。

水中を探索することもできます。
宇宙観光






発売当初は「似たような惑星ばかり」と言われていたそうですが、アップデートを重ねることで多様性が増し、現在のような豊かなバリエーションに進化したのだと思います。毒の嵐、地獄のような灼熱地帯、猛吹雪など過酷な環境も数多く存在しますが、それでも現実の宇宙に比べればだいぶマイルドでしょう。
一方で「この気候の理由は?」といった説得力は薄めです。
さきほど挙げた赤い海の理由もわからず、惑星の自転や公転速度、恒星の詳細も設定されていません。このあたりは“ゲームらしい割り切り”として受け止めるしかなさそうですね。
VRに関して
本作はゲーム本編がVRに完全対応しています。
なんちゃってVR対応ではありません。

UIやツール、宇宙船などの操作もVR用に再設計されています。

操作に慣れるまで苦労しましたが、普通に遊べるレベルです。(PSVR用のタイトルとしても売られているので当たり前ではある)
特にマルチツールを使った採集や戦闘はデスクトップ版より面白いかもしれません。

デフォルト設定で遊んでみたところ解像度が落とされてかなりガビガビになってしまったので、環境に合わせた調整が必須っぽいです。
私の環境ではVirtualDesktopだと安定しなかったため、有線のOculusLinkでプレイし、SteamVR側の内部解像度を2倍に変更しました。
RTX5080を使用しているのですが、16GBのVRAMをほぼ使い切ってます。
VRの設定周りはもう少し見直してみようと思っています。


効率を求めるならデスクトップでのプレイが一番なのは間違いないですが、セーブデータは共通なので、いつでもVRで観光できるのは良いですね。
早めに知っておきたかったゲーム内の情報
普通に進めていて説明不足だったり、ちょくちょく引っかかるところがあり、その都度wikiなどで調べて解決するゲームだとは思いますが、自分なりに早めに知りたかった情報だけ一部載せておきます。
エクソスーツのアップグレード

宇宙ステーションにはかならずこのようなモジュールがあり、インベントリ枠を広げる事ができます。
海賊に支配されたステーションや、無人ステーションにもあります。

星系内のステーションにつき1回だけ、光っている部分のインベントリが開放できます。
序盤はインベントリで困る事が多いと思うので、新しい星系に訪れた時はかならず開放するようにしましょう。

「テクノロジー」の方にカーソルを合わせると、インベントリではなくテクノロジー枠が拡張できます。
こっちは正直長い事知らずにプレイしていたので、早く知りたかった…。
素材の調べ方

素材をどこで収集していいのかわからない場合は「制作手順を表示」します。

探したい素材の上にカーソルを合わせ「物質の位置を特定」します。

サブミッションとして登録してくれるので、宇宙空間上の「目的地」を「現在のミッション」に変更した際に、素材が存在する星系だけピックアップしてくれます。
まとめ
最新アップデートでは「コルベット」というオリジナルの宇宙船を製作できるコンテンツが実装され、かなり盛り上がっているようです。(バグも盛りだくさんのようです…)
私はまだコルベットまでは手を出せてはいませんが、他のコンテンツで90時間ほど遊んでいます。
9年前のゲームにも関わらずいまだにプレイヤーが増えたり復帰しているらしいこのゲーム、SFやクラフト好きならおすすめです。